第4章 概要

 3階層モデリングのいくつかについて説明します。 製造工程フロー、BOM、工程の四階層等についてです。これは生産管理・原価管理・生産スケジューラ・MRPなどの共通の基礎になります。これはあくまで一例です。


第4章

36:ネットワーク型の製造工程フロー

バッチプラントをはじめプロセス製造での製造工程のフローはネットワーク型、すなわち“末広がり”と“扇形”の組み合わせるフローであるといえます。このような製造工程のフローが定義でき、かつ原価計算・MRP計算・生産実績の把握・生産スケジューリングでこのネットワーク型がとりあつかえるパッケージが良いわけです。



37:レシピ&BOMの特徴と化学反応の代表パターン

化学工学的な意味とBOMとの関係です。資料の7つぐらいのパターンを解決できると同時に収率・原単位・投入ロス率・生産ロス率などの定義がBOMに定義できなければいけないわけです。プロセス製造業ではBOMというよりレシピの方がなじみやすいです。レシピというと製法なども記述されている事が大事です。当然生産設備が異なるとBOMが異なります。



38:工程の四階層モデルにおける工程定義とBOM・生産モデル①

製造工程を4段階の階層で使用できるかというポイントです。 承認工程は製造指図を発行する塊です。GMPのもとで生産する製薬業界では製造管理責任者が行う製造承認の単位でもあります。原価工程は原価を細分化する半製品毎の単位であるとともに生産物の在庫把握がなされます。原単位工程は製造設備毎の原単位を把握する工程を意味します。当然この工程では製造の投入情報と生産情報が把握されます。作業工程はMES領域での機能になりますが、製造作業の単位で現場作業の作業チェック・アラームなどを行う単位を表します。



39:工程の四階層モデルにおける工程定義とBOM・生産モデル②

工程の4階層毎で行える機能を示しています。



40:成功するには・・・・・・・・

『木』を見ずに、『森』をみましょう。